歯列矯正をしてみたいと思ったときに考えること
こんにちは歯科医師の内田です。
近年ではコロナの影響もあり、マスク社会になった影響で矯正治療が注目されていますね。
矯正治療に興味を持ったとしても、そこからどのように動けばよいのか、何から始めれば良いのかわからないという声をよく聞きます。
この記事では
・歯並びを直したいときに何から始めればよいか
・矯正治療の種類
についてお話したいと思います。
①自分では何が一番気になっているのか考える
実際に自分の歯並びを鏡で見たときにどこが気になるか考えてみましょう。
前歯のがたつきなのか、口元が出ているところなのか、受け口なところなのか…
一口に歯並びを直したいといっても実際に悩んでいるところは人それぞれです。
悩んでいるところピックアップして歯科医院で相談することでそれは実際に矯正をすることで治せるのか?といったことが質問できます。
②情報収集
また、この記事を読んでいる方は既にやっていることかもしれませんが、情報収集も大切です。
歯医者さんの口コミをみてみたり、周りに矯正治療をしている人がいたらお話を聞いてみたり…
最近はYouTubeでも矯正レビューなどしている方もいるのでどんな苦労があるのか、費用がどのくらいかかるのか、
期間はどのくらいだったか調べてみるのがいいかもしれません。
矯正治療には種類があります。
大きく分けると
①ワイヤー(ブラケット)矯正
②床矯正
③マウスピース矯正です。
ワイヤー矯正は多くの人が矯正と言って最初に思い浮かべるものです。
ワイヤー矯正は力が強く、様々な症例に適応できることが最大のメリットです。
反対に、デメリットはやはり見た目に影響があること、歯の表面に凹凸ができるので汚れがたまりやすく、
虫歯になりやすいこと、口内炎ができやすいことが挙げられます。
床矯正は当院では主に子供の矯正に用いることが多いですが、まれに大人の場合でも使う場合があります。
装置を家にいるときと寝るとき、合わせて10時間程度使っていただく矯正です。
床矯正のメリットは取り外しができるので歯磨きがしやすいことが挙げられます。
基本的には家にいるときに装置をつけるのでお出かけするときにみためが気にならない点がいいところですね。
また、ワイヤー矯正と比べると安価であることが多いです。
デメリットは大人の場合は歯並びの度合いによっては床矯正が非適応であること。
また取り外しができるために患者様ご本人の協力がどうしても重要になります。
最近話題となっているマウスピース矯正ですが床矯正と似ているところがあります。
メリットはやはり目立ちにくいところでしょう。床矯正と比べると大人の方でも適応になる範囲が広いです。
取り外し可能なので歯磨きもしやすいです。
デメリットとしては ワイヤー矯正と比較するとまだまだ適応が限られること。
また床矯正と同様に患者様ご本人の協力、毎日つけようという気持ちが大事になります。
床矯正と比べて装着時間も長く、一日20時間つけていただくことが目標となります。
ま今回ご紹介した矯正の種類の中でも最も高価になることが多いです。
マウスピース矯正については特に、最近どんどん技術がすすんでいますので今後適応症例が広がる可能性が高いですね。
このような情報収集がとても大切になります。
③歯医者さんで相談する
②の情報収集の段階でよさそうな歯医者さんに目星をつけたら矯正の相談の予約をとってみましょう。
矯正治療の相談からどのような手順で治療まで進んでいくのかはその歯科医院によって異なりますのでそれについても当日質問してみても良いかもしれません。
当院でのパターンも今後記事にできたらいいなと思ってます。
いかがでしたか?少しでも矯正治療をしてみようかなと尾もあった方はまずは歯科医院で相談までの3ステップをしてみるのも良いかもしれません。