20代ワイヤー矯正最初から最後までお見せします。
今回はワイヤー矯正が終わった患者様の症例を最初から最後まで写真付きで
説明していきたいと思います。
症例ケース(叢生)
- 年齢:20代
- 性別:女性
- 主訴:上下の前歯の重なりが気になる
- 診断:上下歯列の叢生および捻転
- 治療方法:ブラケット矯正(上下顎)
- 治療期間:2年4か月(通院26回)
- 治療料金:848000円(基本料金+毎月調整費+リテーナー費)税込
- リスク・副作用:歯を動かす際に違和感や多少の痛みを伴うことがある。矯正装置を装着するため、虫歯や歯肉炎になるリスクが少々高まる
桜新町グリーン歯科・矯正歯科では、できる限り歯を抜かない「非抜歯」での矯正治療を行なっております。
ゴムメタル(GUMMETAL)ワイヤーを使用
ゴムメタルワイヤーは、豊田中央研究所で開発されたチタン合金から成る、新しい矯正用ワイヤーです。
通常のワイヤーとの違い
- 体に優しく、金属アレルギーを発症しにくい
- ワイヤー交換時の痛みが少ない
- 適度な弾性がありながら強度が高く、折れにくい
- 治療初期から積極的な移動ができ、治療期間の短縮が期待できる
また、ゴムメタルの他にも、ワイヤーを細かく曲げて歯を3次元的に動かすことのできる「MEAW(ミュウ)ワイヤー」をケースによって使い分け、見た目と咬み合わせに配慮した、短期間での非抜歯治療を心掛けております。「歯を抜かずに治療したい」「できる限り短期間で治療を終わらせたい」という方は、お気軽にご相談ください。
非抜歯矯正のメリット
- 健康な歯を抜かずに済む
- 治療期間が抜歯症例よりも短い事が多い
- 抜歯時の負担が生じない
非抜歯矯正のデメリット
- 横顔の大きい変化は期待できない
- 無理に非抜歯で並べると出っ歯気味になる
初診時
初診時の写真になります。
上下の前歯の重なりがみられます。
原因としては前歯の横幅が大きいため前歯4本が並びきれなくて、押し出されてしまっています。
なるべく歯を4本抜かないで矯正をしたいという主訴だったため
非抜歯で歯の大きさを少し調整してワイヤー矯正をしていくことになりました。
矯正開始から6か月
矯正スタートしてから6か月が経ちました。
上の前歯の重なりは無くなったことがわかります。
下の前歯をきれいに並べるにはかなりの隙間が必要なので、下は歯並びを拡大しながら隙間を作っていきます。
この時期から前歯が前に出ないように上下で顎間ゴムを1日20時間使ってもらっていました。
矯正から1年
矯正始めてから1年間が経ちました。
上下ともに歯の重なりがなくなって、きれいに並んでいることがわかります。
ただ、下の歯並びが大きく広がったのでこれをもう少し後方に下げるために
下の左右横になっている親知らずを抜歯することにしました。骨の奥で横になっている親知らずを抜くことで
下の歯並びを全体的に後方に中にいれることができるようになります。
さらに1年後
さらに1年間下の歯を中に下げて、上の前歯もまっすぐにした状態です。
出っ張り感もなくなり、きれいな歯並びになりました。
まとめ
今回のケースは恐らく多くの歯科医院では使える歯を4本抜歯して矯正するのがほとんどです。
しかし、非抜歯でもここまできれいに治せてかつ使える歯を保存できたので
ぜひ抜歯しか無理と言われた場合でもご相談ください。
桜新町グリーン歯科・矯正歯科院長 岡本