ブラケット矯正(20代過蓋咬合)スタートから終わりまで写真付きで解説!

こんにちは、今回は不正咬合の中でよくある症例「過蓋咬合」をワイヤー矯正で治したので
写真つきで解説していきたいと思います。

過蓋咬合とは

歯を噛み合わせた時に上の歯が下の歯を2mm以上覆ってしまう噛み合わせのことを言います。
軽度の場合は2〜3mm、重度の場合は4〜5mmで下の歯並びが完全に隠れてしまうものになります。

過蓋咬合の原因は、遺伝による先天的理由の他、鼻の病気、舌癖などによる後天的理由があります。

過蓋咬合を放置すると、次のような問題を引き起こす可能性があります。
  • 上の前歯で歯ぐきを傷つける
  • 顎関節症を引き起こす
  • 笑ったときに歯ぐきが過剰に露出するガミースマイルの原因となる
  • 奥歯に大きな負担がかかり、すり減る咬耗(こうもう)が進み、虫歯を発症しやすくなる
  • 奥歯にダメージが蓄積して、歯根や歯冠が破折するリスクが高まる

3、4歳までは元々顔の横幅、縦幅の成長がまだまだなので経過観察になることが多いですが
5歳頃になっても噛み合わせの高さが一向に変化しない場合には、小児矯正を検討していくと良いでしょう。

症例ケース(叢生)

  • 年齢:20代
  • 性別:男性
  • 主訴:上の前歯が長く見える、下の歯が見えない
  • 診断:上下歯列の軽度の叢生、過蓋咬合
  • 治療方法:ブラケット矯正(上下顎)
  • 治療期間:1年6ヶ月(通院18回)
  • 治療料金:約83万円(基本料金+毎月調整費+リテーナー費)税込
  • リスク・副作用:歯を動かす際に違和感や多少の痛みを伴うことがある。矯正装置を装着するため、虫歯や歯肉炎になるリスクが少々高まる

初診時の口腔内写真

最初に矯正相談で来院したときの写真になります。
上の前歯の間に隙間が空いていて、歯が縦長に見えます。
上下別々で見ると歯並びは綺麗ですが、噛み合わせが深すぎて前歯同士が強く当たってしまい
このまま放置してしまうと、上の前歯がもっともっと前に出てくるのが予想されます。
現状を説明して、矯正検査を行ったのちに
非抜歯でワイヤー矯正をやっていくこととなりました。

矯正開始から6ヶ月

噛み合わせの高さ、歯並びの丸みを作っていくと6ヶ月でかみあわせがかなり改善したのが写真でわかります。
真ん中の隙間は無くなったのですが、その分ほかのところに隙間ができたので
それを繋がっている輪ゴムですきまを無くしていきます。
この段階で、奥歯がかなり噛みやすくなり、いままで顎関節に痛みやガクガクがあったのにそれもかなり改善されたとのことでした。

矯正開始から1年2ヶ月

今まで隙間あったのも無くなり、終わりが近づいてきました。
2番目の前歯が少しだけ中に入っているのが気になるのと、奥歯の噛み合わせをもう少ししっかり噛ませたいという
要望があったので、今度は四角いワイヤーで細かい調整をしていき
3ヶ月ほど動かないように固定しました。
矯正終了(1年6ヶ月)

ワイヤーを外して、前歯の裏側に舌側ワイヤーを装着した写真になります。
矯正前とは大きく変わり、笑ったお口もすごく素敵になりました。
過蓋咬合の方は結構います、ぜひ気軽にまずは矯正相談からいらしてください。
ご自身にあった矯正プランを提案させていただきます。

桜新町グリーン歯科・矯正歯科院長 岡本

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