インプラントセミナーに参加してきました
2月上旬にStrauman Implantのセミナーに参加してきました!
インプラントを模型で勉強してきました。
世界には100種以上のインプラントメーカーがありますが、そのなかでも世界シェア1位を誇るものが、ストローマンインプラントです。ストローマンインプラントが1位になるには、予後の高さ・安全性に伴う治癒期間の短縮が可能な点にあります。
- ストローマンインプラントの特徴
SLA(Sand Blasted Large Grid Acid Etched) というインプラント表面に付与された表面性上。
インプラントと骨との結合を促進するためには、インプラントの表面を血液がスムーズに包みこみ骨を作り出す細胞の足場を作り出すことが必要です(親水性)。そのためににストローマンではインプラント表面に凹凸を作って上にレーザーを照射します。出荷から使用日までの間に空気中の炭素化合物が付着してしまうと、親水性が低下しインプラントを包み込む血液の流れを阻害するため、特殊な生理食塩水を纏わせ使用時に炭素層を回避する工夫が取られベストな状態で使用することが可能となっています。
SLAによりインプラント周囲の骨血管新生が促進され(2週間)骨細胞の活性化は3週間でみられるようになりました。すなわち早期治癒が起こるため感染のリスクが減少し総合的に安定していきます。
- インプラントの種類
インプラントの種類はTL(ティシューレベルインプラント)とBL(ボーンレベルインプラント)あります。それぞれインプラントの直径が3つ(⌀3.3mm/4.1mm/4.8mm)ありインプラント埋入スペースに合わせて選択します。
- インプラント埋入窩形成
選択したインプラント体が入るスペースを作っていきます。
上記した3種類の直径と同じサイズまで骨を削ってしまうと、インプラントと骨の固定(初期固定)が取れなくなりロストするリスクが高まるためやや径の小さいところまで進めます。
- インプラント埋入
↑インプラントが入っています。
予定するインプラントの方向と同じか確認しながら慎重に進めます。インプラントを埋入した後必ず1m mは骨レベルが低下するためやや深くプランニング・埋入します。インプラントが骨の中に入っていく力は35N以下が推奨されています。うまく入れば、糸で縫って終了です。
- 感想
インプラント専門の先生から教えていただき非常に刺激になりました。まだまだ文学と経験の勉強を繰り返し、患者様により良い医療を提供して行けるように精進したいと強く思えたセミナーでした。今後も、様々なセミナーに参加していきたいと思います。
歯科医師 木村采香