小児矯正:床矯正装置を使う際のポイント

小児矯正として床矯正をスタートしている患者様はどのようなことに気を付ければいいのか。
使用の際のポイントを今回のブログではお伝えしようと思います。

小児矯正 床矯正(しょうきょうせい)装置の構造

床矯正装置の構造は以下のように名前があります。

桜新町 矯正 小児矯正

唇側線とは上の3~3の歯列を並べる目的・アダムスクラスプは第一大臼歯に引っ掛けて装置の安定を図ります。

中央の拡大ネジを1週間に1~2回すことで装置が広がります。

 

 

使用の際のポイントは4つあります。

1・正しい装着をする

床矯正装置は、レジンという樹脂でできています。
(ネイルなどで使われる材質と似ています)
決して強い材質ではなく脆い材質です。
なので無理やり噛んで入れようとすると割れてしまいスムーズに治療が進まなくなります。

装着の方法

(1)正しく装着するためにワイヤーと歯が合うところまで入れる。
(2)床の部分を前後左右にしっかりと押してガタツキが無いのを確認する。
(3)それから噛む の順番で行ってください。

外し方

(4)はずす時は、唇側線を下にひくのではなく、奥歯にかかっているワイヤーを左右同時に下に引っ張ります。
前歯のワイヤー唇側線を引っ張ることは変形の原因になるのでやめましょう。

2・スクリューの巻き方

桜新町 矯正歯科 床矯正

床矯正装置の中央にはネジがあるので、専用にキー(画像赤のもの)を使って矢印の方向に倒します。
週に1回倒す角度は45度です。(患者さまによって異なるので歯科医師の指示に従ってください)

スクリューをまくのは、床矯正を長く入れる前がお勧めです。きついと最初は感じますが、2-3時間すると慣れてきます。

小児矯正の装着時間

顎の発育を促す装置なのでできるだけ長く装着していただいた方が、効果が出やすいです。目安は10時間以上です。

外すときのタイミングは、食事の時・歯磨きをするとき・学校や習い事で発音障害を感じるときと考えてもらうといいです。
患者様の中には10時間矯正装置をつけず、合わないまま使ってしまっていることもあります。
合わなくなってしまった場合、いくら調整しても不可能なこともあり再作成せざる負えないこともありますので、スムーズな治療のために10時間以上装着するよう努めていただきたく思います。

洗い方と保存の仕方

洗い方:基本は毎日の流水下でブラシでのこすり洗いと1~2週間に一度のクリーナーによる洗浄を推奨しています。
歯磨剤(歯みがき粉)を使ったブラシ洗浄はNGです。
歯磨剤の粒が装置を傷つけ劣化や匂いの原因になります。洗剤なしで心配な場合は、中性洗剤を使用しましょう。

保管方法

必ず専用のケースに入れてください。
ティッシュにくるむ、ポケット・バックに入れるなどすると破損紛失します。その場合は再作成の期間・金額が必要になります。

 

各患者様にあった矯正治療がありますので、お気軽にご相談ください。

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