外傷の応急処置
こんにちは、院長の岡本です。
今回はお口を怪我したときの緊急対応について書いていこうと思います。
お子さんが3歳になると社会参加の時期になり、外遊びや集団遊びが活発になります。
そうするとおもちゃが飛んできて当たったり、走っていると転んだり、公園で遊んでいるとほかの子とぶつかって怪我したりします。
急患でお電話来る方の中に2割はそういったお口の外傷です。すぐに来院できるのなら良いですが、時間がかかるときは少しでも応急処置できると良いでしょう!
①転んで唇から出血
砂や汚れがある場合は、まず流水できれいにしてティッシュやハンカチで良いので、押さえておくと止血されます。
傷口が深いときは血がどんどん出てきてびっくりしてしまいますが、しっかり押さえておくことで必ず血は止まります。
②頬を打った
すぐに赤く腫れあがるので、ハンカチなどで冷やすと良いでしょう。
頬を強く打った場合はお口の中も怪我していることが多いので、お子さんの状態が落ち着いたら、口の中に出血あるのか歯が抜けていないかをチェックしましょう。
③強い衝撃で歯が抜けてしまった
乳歯はそもそも根っこが短いので、強い力が加わると動いてしまいます。
もし歯が抜けてしまった場合は、抜けた歯を綺麗に拭いたりせずに!そのまま、牛乳の中に入れておくことをお薦めします。
その理由は抜けた歯の周りには膜が存在していて、その膜があるともう一度歯を抜けたところに埋めることができます。
牛乳の中に入れておくとその膜は乾燥しないで、ある程度生きると思っていただければよいと思います。
上記の①~③はいずれもお口に限局した怪我の場合に限ります。応急処置したあとはすぐに歯医者に行きましょう。
また、お口だけでなく、お顔全体の大怪我などの場合はまず病院に受診することをお薦めします。