ワイヤー矯正後の症例、および矯正を始めるタイミングについて
歯並びが叢生(そうせい)とは
叢生は、⻭が重なり合う状態で、⻭並びが均一な1列ではなく、頬っぺた側や舌側に重なりながらはえています。
見た目の問題だけではなく、⻭が重なり合うことで⻭磨きが難しくなり、着色汚れの他、虫⻭や⻭周病を引き起こすリスクが高くなります。
叢生の原因は何か
①顎の大きさより⻭の大きさが大きい 遺伝的な原因や永久⻭が生える際に顎のスペースがないため、ずれて生えてしまいます
②指しゃぶりや口呼吸、長期的なおしゃぶりやペットボトル使用などの幼少期からの習癖は、顎の正常な発育を妨げたり、歯並びを悪化させたりする原因となります
③乳歯が虫歯などで幼少期の早期に失われると、結果として叢生を引き起こすことがあります
なぜなら乳歯が永久歯のためのスペースを確保する役割を果たしているからです。
乳歯が虫歯やケガなどの強い衝撃などでなくなってしまった場合、そのスペースが空いたままになるので、隣にある歯が倒れたり、伸びてきたりと移動し始めてしまいます。
叢生の治療方法
当院の矯正治療の特徴としてワイヤー矯正やマウスピース矯正で斜めに前側や舌側に傾いた⻭をまっすぐ上に起こすよう動かし、歯をまっすぐにさせることで⻭が移動できる隙間を作ります。同時に形状記憶ワイヤーで顎に合わせたアーチ状に⻭列を整えます。
歯の欠損を伴う実際のワイヤー矯正症例
年齢:40代
性別:女性
主訴:前歯の歯並びが気になる
診断:叢生
治療方法:ブラケット矯正(上下顎)
治療期間:2年(通院24回)
治療料金:約87万円(基本料金+毎月調整費+リテーナー費)税込
リスク・副作用:歯を動かす際に違和感や多少の痛みを伴うことがあります。矯正装置を装着するため、虫歯や歯肉炎になるリスクが少々高まります。
初診時の写真

上の前歯の突出感と下の前歯が外側・内側に生えていることが目立ちます。また、左上に大きな虫歯の歯があり、矯正後に長く保存するのは難しいと判断し抜歯をしました。左右の写真より、横の歯が全体的に前側に傾いていることがわかります。
上の前歯の横幅が平均値よりやや大きいことがわかります。
矯正後の写真

前歯が内側に入ってしまっていた部位も1列に並び、奥歯の噛み合わせも歯を起こしてまっすぐになるよう治療したので正しい噛み合わせになりました。全体的に前に突出している感じも減りました。真っ直ぐで綺麗なアーチ状を描く歯並びになりました。
抜歯も必要最小限にとどまり、患者様も満足されました。
矯正イコール歯をたくさん抜くではなく、必要最小限の抜歯で歯並びを綺麗にすることが可能になります。
他院では歯を抜くしか無いと言われた場合でも、一度相談に来ていただけたら、理想的な矯正治療が実現できるかもしれません。ぜひお問い合わせください
歯科医師 岡本







