口を閉じて病気を予防する「あいうべ体操」
口を閉じて病気を予防する「あいうべ体操」
最近、口呼吸をしている子どもたちや若者が増えています。お口ポカンと表してポスターなどでは記載されていることもありますね。その予防と鼻呼吸を促すための一つに「あいうべ体操」と言うお口の体操があります。
これは内科の先生(今井先生)が考案された方法で、先生によると舌の位置を正しい場所にして口を閉じるだけで「喘息が治った」「肌が綺麗になった」「風邪を引かなくなった」「よく眠れるようになった」と言う反応があったそうです。
口呼吸に関連すると言われている疾患には
①アレルギー性疾患(アレルギー性皮膚炎、気管支喘息、花粉症、アレルギー性鼻炎)
②うつ病、うつ状態、パニック障害
③全身倦怠
④腸疾患(胃炎、潰瘍性大腸炎、痔、便秘)
⑤虫歯、歯周病、歯列不正、口臭
があげられます。
(②の精神疾患に関してはあまり「お口ぽかん」の特集でもあまり見るこが多くはないように思いますが、発案者の今井先生によるとお口ぽかんの改善により、疾患が改善したようです。
お口ってどんなふうに大事なのか
「例として、車を洗うときにどこから洗いますか?」
と聞かれたら多くの方は「上の部分から」「下を先に洗うと後で上の汚れが落ちてきて二度手間になってしまう」と答えると思います。
今井先生は、これの例をあげて人の体も同じようなもので、体は口、食道、胃、小腸、大腸、肛門が一本の管で繋がっており、これらの下の方の臓器を綺麗にするためにも口が大事であるとお話しされています。
舌の先は口を閉じた時にどこにあたっている?
以下の4つのうちの何番に今はなっていますか?
①口蓋(口の中の天井)
②上の前歯の内側の歯茎
③上下の歯と歯の間
④下の前歯の内側
さて、床矯正をされている方は一度はお話を耳にした経験があるかもしれませんが、この質問は、①に近いほど舌の筋肉に力があり望ましい状態なのです。しかし、年齢とともに舌の筋肉も力が落ちて、重力に従い下に下がりやすいとも言われており、①の状態をキープできている方は今は減ってきている印象です。
これを改善するのが「あいうべ体操」です。

【1】まず「あー」と言いながら、喉の奥が見えるくらい大きく口を開く
【2】次に「いー」と言いながら前歯が見えるくらいに口を思い切り横に広げる
【3】「うー」と言いながら、口唇を前に突き出す
【4】さらに「べー」で舌先を顎の先まで伸ばすように舌を出す
この【1】〜【4】を顔の筋肉を動かしながらゆっくり10回行う
ちょっと続けるには根気が必要ですが、この体操を繰り返すことにより舌の位置が改善できるので、まずはどんなものか、試してみてくださいね。
歯科医師 川端







