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Dr岡本 小児歯科矯正の疑問
こんにちは、桜新町グリーン歯科・矯正歯科院長の岡本浩正と申します。
今回は小児矯正についての疑問をいくつかお話ししたいと思います。
① 歯科矯正を考える時期、いつから始めるのが良いのか?
3歳、6歳~7歳
自分自身、お子さんのお口の中を詳しく把握している人は少ないと思います。お口の中の状況を把握するきっかけとなるのが3歳児の歯科検診です。歯並び、嚙み合わせに問題がある場合は歯科受診を勧められます。
・3歳のお子さんに矯正器具を用いるのはかなり難しい年齢ですが、習癖(指しゃぶり、爪噛み、頬杖、舌を前に出す、あごを前に出す、口呼吸)を早期発見して防止することで、今後歯科矯正をしなくて済むようになりますし、成長に影響を与える機能的な問題を改善させて、食べ物を噛み砕いて飲み込んだり、話をしたりするお口の機能発達を促すことになります。
・6歳~7歳になると6歳臼歯、前歯4本の大人の歯が生えてきます。この年齢になると将来の顔立ち、嚙み合わせ、歯列の形が大幅決定します。前歯が重なって生えてきたり、前方に突出していたり、なかなか歯が生えてこなかったりと問題点が出てくると、お子様の歯並び相談に受診したほうが良いです。
② 大人の歯科矯正と何が違うのか?
小児矯正は成長を促す歯科矯正です。
大人の歯科矯正は骨格の成長が終了してから行う矯正であり、決まった大きさの中で歯を動かします。なので、あごがあまり成長しなくて歯が重なってしまった場合はすき間を作るために歯を抜くことが多いです。
小児矯正は成長期に合わせて行う矯正であり、あごの成長が足りなくて歯がガタガタになる場合はあごを広げる手助けをして、重なった歯のすき間を作り綺麗に並べていきます。骨格の成長を促す矯正なので、大人に比べて後戻りも少ないです。
③ 矯正期間と費用は?
13歳までなら治せます。
始めた年齢にもよりますが、犬歯(3番目の永久歯)が綺麗に生えてくる状況になると矯正終了になることが多いです。小児矯正であごが小さく、犬歯が八重歯になるケースが多いので犬歯を歯列に綺麗に入れられるのかがカギになります。犬歯の生え変わる時期が11歳~12歳のため、それまでにあごを広げて歯列をきれいにできると小児矯正で終えることができます。この時期だからこそ治せるのが小児矯正です。費用はHPに詳しく書いておりますので、ぜひご覧ください。
ここまで読んでいただきありがとうございます。矯正にかかわらず歯に関する他にもたくさん疑問や不安あるかと思います。大切なお子様を思う気持ちは2歳児の父親としても大変共感いたします。なんでもかまいませんので、ぜひ相談にいらしてください。