小児矯正

桜新町グリーン歯科・矯正歯科では、小児を対象とした矯正治療を行っております。歯並びや咬み合わせ、顎の成長を確認し、最適な矯正装置を使用した小児矯正治療をご提案いたしますので、お子様の矯正をご検討中の方はお気軽にご相談ください。
床矯正(しょうきょうせい)

床矯正とは、ワイヤーを使用するブラケット治療とは違い、取り外しのできる装置を使用した矯正治療を言います。有名なのは、歯を並べるスペースを確保するために歯並びを拡大させる「拡大床」です。拡大床をはじめとした床矯正は主に、乳歯が存在し、顎の成長が終わっていない小児の矯正で使用されます。
床矯正の特徴
①ほとんどの装置が取り外し可能で、虫歯になりにくい
②装着時間を守る必要がある(就寝時間+2~4時間)
③歯並びによっては拡大床だけでは大きな改善が難しい
④ワイヤー矯正に進む場合、抜歯のリスクが下がる
⑤学校などでは使用せず、家にいるときのみ装着する
口腔機能訓練装置「EF Line(イーエフライン)」

桜新町グリーン歯科では機能訓練矯正装置、「EF Line」を導入しております。EF Lineは、歯並びや、咬み合わせに悪影響を与える習慣を取り除き、お口周りの機能を正しく使えるように発育を利用して、適切な歯並び、咬み合わせを目指すための矯正装置です。
EF Lineの特徴
- 約4~8歳から始めることができる
- 取り外しができ、柔らかい素材
- 装着は就寝時と、日中の2~4時間のみ
- 約1年で改善の傾向がみられる(※個人差があります)
こんなお子様におすすめです
✓鼻で呼吸する習慣が定着しない
✓口がポカンと空いていることが多い
✓よく顎に力が入り、梅干しジワができる
✓飲み込むとき口角のあたりに力が入っている
✓顎が小さいと言われたことがある
正しい成長に導くための予防・早期治療
お口周りの機能が正しく使われていないと、歯並びや咬み合わせだけでなく、身体や顔の発育にも影響を与えてしまうことがあります。EFLineは床矯正では難しい「鼻呼吸の習慣化」や「舌の正しい使い方」を手助けしてくれる矯正装置です。桜新町グリーン歯科・矯正歯科では、床矯正とこのEF Lineを使い分け、お子様の正常な発育をお口からサポートいたします。お子様の習慣や歯並びについて気になることがあれば、一度当院にてご相談ください。
口腔習癖(お口周りの癖)
お口周りの癖には、歯並びや顔貌の成長を阻害してしまうものがあります。以下のような癖が常にみられる場合、早期の改善が望ましいといわれています。
口呼吸

口呼吸は歯並びを悪くする大きな原因の一つです。口呼吸により、上顎の成長が悪くなったり、舌やお口周りの筋肉が弱くなったりすることが判明しています。
リスク
①出っ歯
②受け口
③八重歯や歯のガタガタ、八重歯(叢生)
④アデノイド顔貌
指しゃぶり

幼少期の指しゃぶりは、成長とともに自然に消失していきます。しかし、5歳以降でも常に指しゃぶりが見られる場合、歯並びに支障をきたしてしまいます。
リスク
①前歯で噛めない(開咬)
②出っ歯
唇を咬む、吸う

上の歯で下唇を咬む、あるいは下の歯で上唇を咬むのも、歯並びに影響を与える習癖の一つとなります。歯が唇側に傾いてしまうことにより、出っ歯、あるいは受け口の見た目になってしまうことも少なくありません。
リスク
①出っ歯
②受け口
③前歯で咬めない(開咬)
舌が前に出ている

指しゃぶりや口呼吸は保護者の方でも気が付きやすい習癖ですが、お口の中で行われており気が付きにくい癖がこの「舌突出癖」という、舌を前に押し出す癖です。長期間続くと舌の力で歯が動き、歯列不正の原因の一つとなります。
リスク
①前歯で咬めない(開咬)
②八重歯や歯のガタガタ(叢生)
矯正を始める時期は?

歯科矯正を始める時期は、歯並びや顎の成長程度によっても異なるため、一概に「○歳から始めるもの」といった断言はできませんが、一般的には永久歯が生え始めたら6〜7歳と提案されることが多いでしょう。しかし、早期に歯が並ぶ環境を整えることで、歯並びだけでなく、全身の発育をサポートできる可能性が高くなります。桜新町グリーン歯科・矯正歯科では、EFLineなどを導入し、4歳以降からの予防矯正にも力を入れております。
Ⅰ期矯正とⅡ期矯正の関係
簡単にご説明すると、
Ⅰ期=乳歯~永久歯が生えそろうまでの時期に行う矯正
Ⅱ期=永久歯が全て生えそろってから行う矯正です。つまり、成人矯正とⅡ期矯正は同じであり、永久歯列が完成したら、成人と同等の抜歯を視野に入れた治療を行うということになります。※Ⅰ期治療をした場合でも、より精密な治療のため、Ⅱ期治療に進む可能性もあります。