小児矯正は何歳から始めるべき?適切な時期と効果を解説

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2025年12月31日

小児矯正は何歳から始めるべき?適切な時期と効果を解説

小児矯正を始める最適な時期とは?

お子さまの歯並びが気になり始めたとき、「矯正はいつから始めるべきなのだろう?」と悩まれる保護者の方は少なくありません。実は、小児矯正を始める時期は子どもの歯の状態によって大きく異なります。

永久歯が生え始める6歳頃から小児矯正を検討する方が多いですが、実際には症状によってもっと早く始めるべきケースもあるのです。

受け口のお子さまの場合は、3歳頃から治療を始めることが推奨されています。これは顎の成長が活発なこの時期に介入することで、将来的な顎関節症や咬合の問題を防ぎやすくなるからです。

一方、その他の歯並びの問題については、一般的に6歳頃から始めるのが理想的とされています。この時期は、前歯と第一大臼歯(6歳臼歯)が永久歯として生え始める重要な時期です。

小児矯正は「第一期治療」と「第二期治療」の2段階に分かれています。それぞれの治療開始時期と目的を理解することで、お子さまにとって最適なタイミングで矯正を始められるでしょう。

小児矯正の第1期治療と第2期治療とは

小児矯正は第1期治療と第2期治療に段階が分けられています。それぞれの段階で治療方法が異なり、使用する矯正装置も異なります。

第一期治療(6〜12歳頃)

小児矯正の第一期治療という段階では混合歯列期と呼ばれる乳歯から永久歯への生え変わりの時期に行う治療です。この時期の治療は「顎の成長のコントロール」永久歯が生えるスペースの確保が主な目的となります。

顎の成長をコントロールし、永久歯がきれいに並ぶためのスペースを確保することで、将来的な歯並びの乱れを予防します。この時期に適切な治療を行うことで、第二期治療が不要になるケースや、治療期間を短縮できるケースもあります。

第一期治療では、取り外し可能な装置を使用することが多く、お子さまの負担を軽減しながら効果的に治療を進めることができます。

第二期治療(12歳以降)

第二期治療は永久歯がほぼ生え揃った12歳以降に開始する治療です。この時期には、歯並びを整えるための本格的な矯正治療を行います。

一般的には、ワイヤー矯正やマウスピース矯正などを用いて歯を適切な位置に移動させていきます。第一期治療でしっかりと土台ができていれば、第二期治療はよりスムーズに進むことが多いです。

第二期治療の開始時期には特に年齢の上限はありませんが、顎の成長がほぼ完了する時期に合わせて計画するのが一般的です。

お子さまの年齢や症状に合わせた治療段階があるのです。また、お子様の口腔内の症状によっては第1期治療段階よりも早く治療を開始したほうが良いケースもあることが事実です。

症状別・小児矯正の開始時期

お子さまの歯並びの状態によって、矯正治療を始めるべき時期は異なります。代表的な症状ごとに、適切な治療開始時期を見ていきましょう。

受け口(反対咬合)

受け口は下の歯が上の歯よりも前に出ている状態です。この症状は見た目だけでなく、噛み合わせの悪化や顎への負担、発音への影響など様々な問題を引き起こす可能性があります。

受け口の場合は、骨格に問題があるケースが多いため、3〜4歳という早い時期から治療を開始することが推奨されています。顎の骨がまだ柔らかく成長途中のこの時期に介入することで、より効果的に改善できる可能性が高まります。

出っ歯(上顎前突)

上の前歯が下の前歯よりも前に出ている状態を出っ歯といいます。出っ歯の場合、口呼吸になりやすく、口腔内が乾燥して虫歯や歯周病のリスクが高まることがあります。

出っ歯は指しゃぶりや口呼吸などの悪習慣が原因となるケースも多いため、6〜8歳頃から矯正治療とともに口腔周りの筋肉のトレーニングを組み合わせることが効果的です。

開咬(オープンバイト)

奥歯を噛んでも上下の前歯に隙間が生じる状態を開咬といいます。この症状は発音に支障をきたすことがあり、早めの対応が望ましいです。

開咬も指しゃぶりなどの口腔習癖が原因となることが多いため、6歳前後から治療を開始し、同時に習癖の改善を図ることが重要です。

過蓋咬合(ディープバイト)

奥歯を噛んだときに、下の前歯が上の前歯に深く覆われてしまう状態を過蓋咬合といいます。顎の動きに影響が出やすく、顎や歯茎に痛みが生じる可能性があります。

過蓋咬合の場合も、永久歯が生え始める6歳頃から治療を開始するのが効果的です。

叢生(八重歯・乱杭歯)

歯が重なり合ったり、ねじれて生えたりしている状態を叢生といいます。歯磨きがしにくく、虫歯や歯周病のリスクが高まります。

叢生の場合は、永久歯が生え始める6歳頃から治療を開始することで、顎の成長を利用して歯並びを改善できる可能性が高まります。

お子さまの症状に合わせた適切な時期に治療を始めることで、より効果的な改善が期待できるのです。

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小児矯正を早期に始めるメリット

小児矯正を適切な時期に始めることには、多くのメリットがあります。お子さまの将来の歯と心身の健康や見た目に係る心理的な側面からも、小児矯正を開始するにあたって歯科医師の診断が大切なことを理解しておきましょう。

顎の成長をコントロールできる

子どものうちは身体の骨がまだ柔らかく、成長途中です。この時期に矯正治療を行うことで、顎の骨が柔らかい利点を応用して顎の成長をうまくコントロールし、永久歯が正しく並ぶためのスペースを確保することができます。

特に、受け口や出っ歯などの顎の骨格に関わる矯正治療は、早期に治療を始めることで、よりスムーズな治療が可能です。特に受け口の治療は早期に正しい咬合に誘導することで下あごの成長も抑えられるメリットがあります。

抜歯のリスクを低減できる

永久歯が生え揃ってから矯正治療を始めると、歯を並べるスペースが足りず、抜歯が必要になるケースがあります。早期に治療を始めることで、顎の成長を利用してスペースを確保し、抜歯のリスクを低減できる可能性があります。

当院では、なるべく歯を抜かない「非抜歯矯正」を推奨しており、そのためにも適切な時期からの治療開始が重要だと考えています。

口腔習癖の改善につながる

指しゃぶりや舌突出癖(舌を前に出す癖)、口呼吸などの口腔習癖は、歯並びや顎の発達に悪影響を及ぼします。小児矯正では、これらの習癖を改善するためのトレーニングも同時に行うことができます。

習癖の改善は、単に歯並びを整えるだけでなく、正しい口腔機能の発達を促すという点でも重要です。

心理的な負担を軽減できる

歯並びの乱れは、お子さまの第一印象やコミュニケーションに影響を与えることが考えられます。特に思春期に入ると、外見に対する意識が高まり、歯並びの乱れがコンプレックスになりやすいことがあげられます。

3歳ごろからから歯科医師にかみ合わせのチェックを含めて定期的な歯の健診を継続し、お子さまにとって適切な時期から矯正治療を始めることで、思春期までに歯並びの問題を改善し、心理的な負担を軽減することができます。

まずは定期検診で歯科医師や歯科衛生士に相談してみることをおすすめします。指しゃぶりがあったり、口呼吸が多い、活舌や飲み込み方の確認などお気軽にご相談ください。

小児矯正の治療方法と費用

小児矯正には症例にあわせた治療方法が何種類かあり、お子さまの年齢や症状に合わせて最適な方法を歯科医師が選択します。それぞれの特徴と費用の目安を見ていきましょう。

床矯正装置

第一期治療でよく用いられるのが床矯正装置です。取り外し可能なプラスチック製の装置で、就寝時や家にいるときに装着します。

顎の拡大や歯の移動を促す効果があり、比較的お子さまの負担が少ないのが特徴です。費用は装置の種類や治療期間によって異なりますが、一般的に20万円〜40万円程度が目安となります。

マウスピース型矯正装置

透明なマウスピース型の装置を用いる矯正方法もあります。目立ちにくく、取り外しができるため、お子さまの生活への影響が少ないのがメリットです。

ただし、装着時間の管理が必要なため、保護者さまのサポートが重要になります。費用は症例の複雑さによって異なりますが、30万円〜60万円程度が一般的です。

ワイヤー矯正

第二期治療では、歯にブラケットを装着し、ワイヤーで歯を動かす方法がよく用いられます。より確実に歯を移動させることができますが、装置が目立つことや、食事制限があることがデメリットとして挙げられます。

費用は治療期間や症例の複雑さによって大きく異なりますが、50万円〜100万円程度が目安です。

当院では、お子さまの状態に合わせて最適な治療方法をご提案し、なるべく歯を抜かない「非抜歯矯正」を推奨しています。また、治療費用についても、できるだけリーズナブルな設定を心がけておりますので、ご相談ください。

小児矯正は長期間にわたる治療ですが、お子さまの将来の歯の健康を守るための大切な投資だと考えています。

小児矯正を成功させるためのポイント

小児矯正を成功させるために重要なポイントがあります。お子さまと保護者の方、ご家族みなさまが協力して取り組み、生活の中でポイントを守っていただくことで、より効果的な治療結果を得ることができるでしょう。

定期的な通院と装置の管理

小児の矯正治療は顎の成長にあわせて治療をすすめてゆくので長期間にわたります。月1回から3か月に1回の定期的な通院が欠かせません。予約日をしっかり守り、歯科医師の指示に従うことが重要です。

また、取り外し可能な装置を使用する場合は、装着時間を守ることや、装置の紛失・破損に注意することも大切です。保護者さま、ご家族のサポートがとても大切です。

丁寧な歯磨きと口腔ケア

矯正装置を装着していると、歯磨きがしにくくなり、虫歯や歯周病のリスクが高まります。特に固定式の装置を使用する場合は、装置の周りに食べかすが溜まりやすいため、より丁寧な歯磨きが必要です。

歯科医師や歯科衛生士の指導に従い、お子様にあった適切な歯磨き方法を身につけましょう。就寝前には特に、歯間ブラシやデンタルフロスなどの補助的な清掃用具も活用するとよいでしょう。

食事制限の遵守

ワイヤー矯正を行っている場合は、硬いものや粘着性の高い食べ物を避けるなど、いくつかの食事制限があります。これらを守ることで、装置の破損を防ぎ、治療をスムーズに進めることができます。

お子さまが食事制限を守れるよう、家族全体でサポートすることが大切です。

保護者の理解とサポート

小児矯正の成功には、保護者の理解とサポートが欠かせません。治療の目的や方法、注意点などをしっかりご理解していただき、お子さまが継続して治療に取り組めるよう励ましてあげましょう。

特に治療初期は不快感や痛みを感じることもあるため、精神的なサポートも重要です。お子さまと一緒に治療をすすめていくよう、お困りごとや質問など担当歯科医師にお問い合わせください。

 

まとめ:お子さまにあわせた最適な矯正治療を

小児矯正は、お子さまの歯の生える早さや顎の成長に合わせて、適切な時期に始めることが重要です。一般的には永久歯が生え始める6歳頃から第一期治療を開始し、永久歯がほぼ生え揃う12歳頃から第二期治療へと進みます。

ただし、受け口のような特定の症状がある場合は、3歳頃という早い時期から治療を始めることが推奨されています。早期に治療を始めることで、顎の成長をコントロールし、抜歯のリスクを低減できるなど、多くのメリットがあります。

小児矯正の治療方法には、床矯正装置やマウスピース型矯正装置、ワイヤー矯正の他にもスティックを使用したり、咬合の挙上などがあり、お子さまの症状に合わせて最適な方法を担当歯科医師が選択します。長期にわたる矯正治療を成功させるためには、定期的な通院や丁寧な歯磨き、保護者さま、ご家族のサポートが欠かせません。

桜新町グリーン歯科・矯正歯科では、お子さまの歯並びの状態を詳しく診断し、最適な治療診断と治療計画をご提案しています。できるだけ歯を抜かない「非抜歯矯正」をおすすめしており」、お子さまの負担を軽減しながら効果的な治療を目指しています。

お子さまの歯並びが気になる場合は、定期検診時などでお気軽にご相談ください。

お子さまの健やかな成長と美しい笑顔のために、私たち桜新町グリーン歯科矯正歯科がサポートいたします。詳しくは桜新町グリーン歯科・矯正歯科のホームページをご覧ください。

医療法人社団 緑幸会 理事長 鈴木聡

 

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