成長・発達期における不正咬合の早期治療セミナー2日目

矯正セミナー 歯科医師 勉強会

セミナー2日目はCADIAXを用いたオーバーレイによる咬合付与と智歯抜歯の判断基準について学びました。

CADIAXとは

CADIAXとは、顎機能咬合診断プログラムを言います。
実際にCADIAXを使うことはできませんでしたが、術前資料から得られるデータと顎関節の動きを数値化し、患者様に最適な噛み合わせはどこなのか、診断していくものであると知りました。
CADIAXを用いることで、理想できな顎関節の位置を構築するための補綴物の作成が行われ、一過性の咬合付与でかなく長期的に安定する咬合再構築を行うことができる装置であると学びました。

智歯(親知らず)抜歯

智歯抜歯の内容では、智歯を抜歯する目的として歯列不正の原因の除去が挙げられました。
第一期治療で咬合が安定しても、智歯の萌出力により並んだ歯が押されてしまい歯列不正が再発する場合がよくあります。
現在症状がなくても、長期的安定を望むのであれば早期抜歯を検討する必要があるとのことでした。

智歯(親知らず)を保存してかみ合わせに参加させる治療法

一概に智歯を抜くだけではなく、智歯を保存する方法もあります。
上の前歯をきれいに並べるために小臼歯を抜歯するのを防ぐため、第二大臼歯を抜歯し、智歯の萌出させ咬合に参加させる方法です。
智歯がスムーズに萌出するかは、智歯の歯根形態、位置がポイントとなりますが、歯根未完成の智歯の場合上顎第一大臼歯と智歯の歯軸角が10~30度の場合問題なく萌出してくるとのことです。

小児矯正・歯並びと顎の動き

歯根未完成の歯胚状態の抜歯を動画で見ましたが、とても繊細な治療で見入ってしまいました。
小児矯正のセオリーと術式について学びましたが、咬合学の重要性を再認識できたセミナーでした。
歯列の審美性のみならず、顎の動きをスムーズにして顎関節の不具合を少なくするためにも咬合の再構築をしていく必要性があると感じました。
「木をみて森を見ず」にならぬよう、患者様の口腔内を全顎的に観察し根本的な原因の除去を行い快適な生活を送っていただける方を増やすために、今後も勉学に励みたいと思いました。
白数先生の本を読み、咬合育成・咬合構築についてより深く学んでいきます。
歯科医師 木村采香

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