32歳女性 叢生(そうせい)の症例 治療期間2年
叢生とは?
叢生は、歯が重なり合う状態で、歯並びがデコボコとしています。皆様ご存知の八重歯も叢生の一種です。叢生は、見た目の問題だけではなく、歯が重なり合うことで歯磨きが難しくなり、虫歯や歯周病を引き起こすリスクにもなります。
叢生の原因
- 顎の大きさより歯の大きさが大きい
- 歯が生える際にスペースがないためずれて生えてしまった
叢生の治療方法
斜めに傾いた歯をまっすぐに起こすよう動かし、歯が移動できるスペースを作ります。同時に形状記憶ワイヤーで顎に合わせたアーチ状に歯列を整えます。
CASE:32歳女性/症例で見る叢生の矯正症例
主訴 | 歯並びをきれいにしたい |
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治療方法 | 歯が斜めに倒れて重なっている歯並び(叢生)をブラケット矯正で治療しました。 |
治療期間 | 2年(通院26回) |
画像の並び順は矯正相談時の画像→1年後→矯正終了(2年)の順になります。
右上2番目の歯が交差咬合になっていたので右上3番目の歯が下に向くようにしてスペースを作り2番目の歯を唇側に出るように動かしました。
左側の上下3番の犬歯が前側に倒れているのでまっすぐになるように起こしてスペースを作りました。
上の歯の歯並びの治療前と治療後です。歯が動かないようにブラケットを外した後に裏側からワイヤーをつけます。銀歯は仮の歯やレジンで修復し、矯正終了後に最終的な白い被せ物を入れました。
下の歯の歯並びの治療前と治療後です。左右の7番目の歯は根の状態が良くないので両方とも歯を抜きました。左下の親知らずにはリンガルボタンをつけて動かしました。
左右の8番目の親知らずをパワーチェーンというゴムの力で前に動かして歯並びが整うようにしました。
歯が動かないようにブラケットを外した後に裏側からワイヤーをつけています。
上の歯と同じように銀歯をレジンで修復し、矯正終了後に最終的な被せ物を入れました。
リスク
- 歯の移動による違和感や痛みがあります。ワイヤー調整後は噛みにくい症状が出ます。
- 歯の移動後に痛みは軽減します。
- 矯正装置による口内炎ができる場合があります。ワックスをお渡しします。
費用
- ブラケット矯正 約70万円税込