18歳男性 叢生と反対咬合の矯正症例 治療期間2年
叢生・反対咬合とは?
叢生は、⻭が重なり合う状態で、⻭並びがデコボコとしています。皆様ご存知の八重⻭も叢生の一種です。
叢生は、見た目の問題だけではなく、⻭が重なり合うことで⻭磨きが難しくなり、虫⻭や⻭周病を引き起こすリスクにもなります。
反対咬合は上の⻭よりも下の⻭が外側に出ていて噛み合わせが逆になっている状態のことです。
叢生・反対咬合の原因
叢生:顎の大きさより⻭の大きさが大きい ⻭が生える際にスペースがないためずれて生えてしまった。
反対咬合:遺伝や顎の成⻑と生え変わりの時期の舌の位置や癖など
叢生・反対咬合の治療方法
- 斜めに傾いた⻭をまっすぐに起こすよう動かし、⻭が移動できるスペースを作ります。
- 同時に形状記憶ワイヤーで顎に合わせたアーチ状に⻭列を整えます。
- 保定期にプレートで口元を下げる治療をしました。
CASE:18歳男性/症例で見る叢生・反対咬合の矯正症例
主訴 | 受け口と⻭並びをきれいにしたい |
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治療方法 | ⻭が斜めに倒れて重なっている⻭並び(叢生)と反対咬合をブラケット矯正で治療しました。 |
治療期間 | 2年(通院26回) |
画像の並び順は矯正相談時の画像→1年後→2年後の順になります。
左側の噛み合わせです。犬⻭(中央から3番目の⻭)の噛み合わせが大きく動いて並んでゆきます。
中央から4番目・5番目の小臼⻭の傾斜が少なくなっているのがわかります。
右側の噛み合わせも犬⻭がだんだんと正しい位置で噛んでます。小臼⻭の傾斜も少なくなります。
上の⻭の⻭並びです。特に前⻭のアーチが整い、少しずつ大きなアーチ状に広がっています。
下の⻭の⻭並びの治療の様子です。下の⻭の親知らずは矯正治療前に抜⻭しています。
親知らずの抜⻭で奥に動かすスペースを確保し、左右に向きが傾いていた小臼⻭・大臼⻭や捻転している(ねじれて生えている)中央から2番目の⻭が整ってゆきます。反対咬合でしたが小臼⻭を抜かずに綺麗なアーチ状に並びました。
リスク
- ⻭の移動による違和感や痛みがあります。ブラケット矯正のワイヤー調整後は噛みにくい症状が出ます。
- ⻭の移動後に痛みは軽減します。
- 矯正装置による口内炎ができる場合があります。痛み止めの処方やワックスをお渡しします。
費用
- ブラケット矯正 約80万円税込
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