15歳女性 叢生の矯正症例 治療期間3年
叢生とは?
叢生は、⻭が重なり合う状態で、⻭並びがデコボコとしています。皆様ご存知の八重⻭も叢生の一種です。
叢生は、見た目の問題だけではなく、⻭が重なり合うことで⻭磨きが難しくなり、虫⻭や⻭周病を引き起こすリスクにもなります。
叢生の原因
顎の大きさより⻭の大きさが大きい 永久⻭が生える際にスペースがないためずれて生えてしまった。
叢生の治療方法
- 斜めに傾いた⻭をまっすぐに起こすよう動かし、⻭が移動できるスペースを作ります。
- 同時に形状記憶ワイヤーで顎に合わせたアーチ状に⻭列を整えます。
CASE:15歳女性/症例で見る叢生の矯正症例
主訴 | ⻭並びをきれいにしたい。八重⻭を治したい。 |
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治療方法 | ⻭が斜めに倒れて重なっている⻭並び(叢生)をブラケット矯正で治療しました。 |
治療期間 | 3年(通院38回) |
画像の並び順は矯正相談時の画像→1年半後→3年後の順になります。
左側の噛み合わせです。前⻭の2番目の⻭の上の⻭が下の⻭を追い越す様子がわかります。下の⻭の捻転 (捻れて生えている状態)が整ってゆきます。
右側の噛み合わせの方が上の前⻭の2番目が奥に入ってしまっていますが、だんだんと下の⻭を追い越して揃って行きます。また右側と同じように捻れている下の⻭の状態がしっかりと並んで行きます。
上の⻭の⻭並びです。2番目の⻭が内側に入っている状態なので特に凸凹としているのがわかります。
1年半後の中央の画像ではしっかりとした綺麗なアーチ状に並んでいます。
患者様は上の⻭の親知らずが先天的にない方だったのでワイヤー矯正で奥にずらして並ばせていて、3年後の3番目の画像でわかりますがアーチの状態をさらに大きく確保できています。
叢生(八重⻭)の患者様ですが1本も抜⻭しないで矯正治療ができました。
下の⻭の⻭並びの治療の様子です。前⻭の捻れて少し重なっている左右2番目の⻭を綺麗なアーチ状にして、少しだけ前に傾きがある小臼⻭をまっすぐにする矯正治療をしています。
アーチ状がだんだんとゆったりとしたカーブに矯正されています。左右に親知らずがあるのですが、まだ大きくなっていないので現在でも定期検診での経過観察を行なっています。
リスク
- ⻭の移動による違和感や痛みがあります。ブラケット矯正のワイヤー調整後は噛みにくい症状が出ます。
- ⻭の移動後に痛みは軽減します。
- 矯正装置による口内炎ができる場合があります。痛み止めの処方やワックスをお渡しします。
費用
- ブラケット矯正 約88万円税込
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