矮小歯・叢生の矯正症例38歳女性 治療期間3年
矮小⻭・叢生とは?
矮小⻭とは他の⻭に比べて⻭の大きさが小さい⻭のことです。上の前から2番目や5番目、親知らずが矮小⻭になることが多いようです。
叢生は、⻭が重なり合う状態で、⻭並びがデコボコとしています。叢生は、見た目の問題だけではなく、⻭が重なり合うことで⻭磨きが難しくなり、虫⻭や⻭周病を引き起こすリスクにもなります。
矮小⻭・叢生の原因
矮小⻭:遺伝性や⻭の退化現象、ビタミンD不足など
叢生:顎の大きさより⻭の大きさが大きい 永久⻭が生える際にスペースがないためずれて生えてしまった。
矮小⻭・叢生の治療方法
- 斜めに傾いた⻭をまっすぐに起こすよう動かし、⻭が移動できるスペースを作ります。
- 同時に形状記憶ワイヤーで顎に合わせたアーチ状に⻭列を整えます。
- 矯正されたのちに保険治療のレジン充填で⻭の大きさを整えます。
CASE:38歳女性/症例で見る矮小⻭・叢生の矯正症例
主訴 | ⻭並びをきれいにしたい。 |
---|---|
治療方法 | ⻭が斜めに倒れて重なっている⻭並び(叢生)をブラケット矯正で治療しました。 小さな⻭をレジン充填 で大きさを整えました。 |
治療期間 | 3年(通院38回) |
画像の並び順は矯正相談時の画像→1年半後→3年後の順になります。
左側の⻭並びです。上の⻭の2番目の⻭が矮小⻭です。また5番目の⻭が欠損しています。ワイヤー矯正で⻭並びを整えた後に、2番目の⻭の後ろ側(遠心)にレジンを充填して⻭の大きさを整えています。
右側の⻭並びの治療の様子です。上の2番目の⻭が矮小⻭です。3番目の犬⻭の上下の噛み合わせが整っていく様子と下の⻭の小臼⻭(4・5番目の⻭)の傾きが起こされて整って行きます。⻭が起こされてゆくので噛み合わせの高さが理想の位置に変化しています。矮小⻭の大きさをレジン充填で整えています。
上の⻭の⻭並びです。2番目の⻭の大きさが他の⻭に比べて小さいのがわかります。左上5番目の⻭が欠損していますが、患者様はインプラントのご希望がなかったのでそのままの状態で矯正しています。最初の1枚目の画像が二等辺三角形に近い状態の⻭並びでしたが徐々にアーチ形に整う様子がわかります。
下の⻭の⻭並びの治療の様子です。前⻭の捻れて少し重なっている⻭を綺麗なアーチ状にして、少しだけ 内側(舌側)に傾きがある小臼⻭をまっすぐにする矯正治療をしています。
リスク
- ⻭の移動による違和感や痛みがあります。ブラケット矯正のワイヤー調整後は噛みにくい症状が出ます。
- ⻭の移動後に痛みは軽減します。
- 矯正装置による口内炎ができる場合があります。痛み止めの処方やワックスをお渡しします。
- 保険治療のレジンでの充填は経年劣化で欠けてしまったり、着色汚れがついてきます。
費用
- ブラケット矯正 約88万円税込
- 費用ページはこちら