叢生の矯正症例
叢生とは?
叢生は、⻭が重なり合う状態で、⻭並びがデコボコとしています。
叢生は、見た目の問題だけではなく、⻭が重なり合うことで⻭磨きが難しくなり、虫⻭や⻭周病を引き起こすリスクにもなります。
叢生の原因
顎の大きさより⻭の大きさが大きい。 永久⻭が生える際にスペースがないためずれて生えてしまった。
叢生の治療方法
- 斜めに傾いた⻭をまっすぐに起こすよう動かし、⻭が移動できるスペースを作ります。
- 同時に形状記憶ワイヤーで顎に合わせたアーチ状に⻭列を整えます。
CASE:22歳女性/叢生と顎の歪みの矯正症例
主訴 | ⻭並びをきれいにしたい。 |
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治療方法 | ⻭が斜めに倒れて重なっている⻭並び(叢生)をブラケット矯正で治療しました。 |
治療期間 | 2年4ヶ月 |
画像の並び順は矯正相談時の画像→1年2ヶ月(14ヶ月)後→2年4ヶ月後の順になります。
左側の⻭並びです。それぞれの⻭が捻じれている状態・内側や外側に倒れている状態になっているのが真っ直ぐに並んでゆく様子がわかります。上下3番目の⻭が特に外へ飛び出して倒れている状態でした。
右側の⻭並びの治療の様子です。比較的左よりもねじれが少ないので左右差が出てしまって顎がずれていたことがわかります。前⻭の噛み合わせでは下の前⻭がしっかりと内側に入りました。
上の⻭の⻭並びです。中央の画像の 14 ヶ月で⻭並びが揃いましたが、もう少し大きめのアーチ状に揃えて矯正治療しました。上の⻭は非抜⻭矯正で⻭を抜⻭していません。
下の⻭の⻭並びの治療の様子です。左側の叢生(⻭並びのズレ)がよくわかります。左右の7番目の被せ物が入っている⻭は以前に他医院で治療しており、予後不良で初診時に根尖病巣があり左右ともに抜⻭しました。抜⻭した7番の⻭のスペースと8番目の親知らずを使用して噛み合わせを整えています。
14ヶ月後の中央の画像では治療痕のない8番目の⻭が6番目の⻭のすぐ奥に並んでいる様子がわかります。左側の⻭に隙間が生まれています。この隙間を利用してしっかりとしたアーチ状に矯正治療しました。
リスク
- ⻭の移動による違和感や痛みがあります。ブラケット矯正のワイヤー調整後は噛みにくい症状が出ます。
- ⻭の移動後に痛みは軽減します。
- 矯正装置による口内炎ができる場合があります。痛み止めの処方やワックスをお渡しします。
費用
- ブラケット矯正 約80万円(2年4ヶ月間)