虫歯について
こんにちは、院長の岡本です。
前回の記事の中に子供の虫歯は減少していると記述しましたが、一体どのくらい減少したのかなど、虫歯について記載していきます。
虫歯とは何かはほとんどの方がご存じだと思いますが、簡単におさらいをしますとお口の中には虫歯菌が存在し、その虫歯菌たちは食べ物(糖)にくっついて歯を溶かすことです。
歯医者さんでやる治療といえば、最初に思いつくのは虫歯治療ではないでしょうか。
また6月に学校の検診でお手紙をもらった方も多いと思います。
厚生労働省によると、日本では乳歯の虫歯は減少かつ軽症化の傾向で、永久歯の一人平均むし歯数も、20歳頃まで減少傾向をしめしているそうです。
12歳の子のお口の中にむし歯がある本数
4.3本(平成元年)→0.84本(平成28年)
ちなみに12歳の平均的な歯の総数は24本です。
12歳までにむし歯になったことがある子
88.3%(平成元年)→35.5%(平成28年)
年々減少傾向にあることがわかります。
また全年代の口腔内環境の表が以下になります。
健康な歯の数が青
治療したことがある歯が赤
治療するべきだが、そのまま放置している歯が緑
なんらかの理由で失った歯の数が紫
1番最近の平成28年のグラフをみて自分のお口の中は平均と比べてどうでしょうか?
グラフを見た感じ40代後半になると健康な歯とそうでない歯が半々になっていますね。
それ以降は健康な歯の方が少なくなっています。
日本人全体でむし歯が原因で歯を喪失するのは第2位となっております、第1位は歯周病です。
虫歯は今後もさらに減っていきますが、0になることはまだ先になりそうです。日々の食生活のなかで飲み物の酸性度ついて載せました。
PHが高いものほど歯に害は少ないです。ぜひ家族で飲んでいるものの見直しをするとお口の環境がさらに良くなると思います。