卑弥呼の歯がいいぜ
こんにちは、院長の岡本です。
食育の話第2弾です。
食事のスピードは人それぞれですよね!好きなものや空腹時はモリモリ食べがちになりますが、
実は食事の速さは栄養の摂取率、消化率、肥満率など色んなことに関わっております。
そこで、当院の管理栄養士が食事に関する資料をまとめてくれたので、それを詳しくみていきましょう!
①咀嚼の話
一口30回噛みましょう。なぜこんな事を推奨するのでしょう?
30回噛むのに約2分かかります。食事時間はどのくらいですか?
噛むことのメリット「卑弥呼の歯がいいぜ」
ひ:肥満を防ぐ。満腹中枢を動かしましょう
み:味覚の発達。薄味でよく噛んで味わって食べる
こ:言葉の発音がはっきりする。口周りの筋トレで表情が豊かに
の:脳の発達。脳細胞の活性化で子供の知育と認知症予防は:歯の病気を防ぐ。唾液の働きで再石灰化の促進と歯周病予防
歯
が:癌を防ぐ。唾液の酵素には発癌作用を消す働き
い:胃腸の働きを促進。噛むことで各消化器官の連携が取れる
ぜ:全身の体力向上。食いしばる力で踏ん張れる
食事は目と香りと咀嚼で脳へ刺激をし、胃腸へ連携をとり、消化器官をゆっくり動かします。
ただ食べるという行為だけではなく、消化出来ない食物繊維が悪玉菌や便を腐敗させた有害物を含んで体外へ出すところまでが食事の役割です。
小腸は免疫細胞の7割があり、テニスコート1面の広さがあり、血を作ります。しっかり食べて小腸をよく動かすことはコロナ禍の免疫機能向上にとても大切なことです。
実は人の体は使ってないと血流が少なくなり、どんどん退化してしまいます。噛む事をはじめ消化器官の機能維持もしっかりしていきましょう!
毎日のんびり食事できる環境があればいいのですが、毎日忙しい日々。
1日の中でゆっくり食べられる時間帯に一口 30回の咀嚼を取り入れてみてください。


最後に歯につながっている神経、上額・下顎そして眼の神経がまとまって三叉神経を経て脳につながります。
よく噛むことで脳に刺激がいき、セロトニン(調整系ホルモン・幸せホルモン)の分泌を促し他の神経伝達物質であるドパミンやノルアドレナリンをコントロールし、
精神を安定させる働きがあります。

いかがでしたか?
現在コロナ禍のため、食事をゆっくり楽しむことが難しい時期ですが、体調をより整える必要がある時期でもあります。
食事が楽しめないという方いましたら、ぜひ歯の相談、栄養相談お待ちしております。
岡本