子供の矯正とは?大人の矯正と何が違うの?

こんにちは。歯科医師の新熊志野です。

今回は子供の矯正をテーマにお話できたらと思います。

床矯正とは?

矯正というとこのようなブラケット矯正をイメージが多いかと思いますが、
子供(6-12.13歳あたりの混合歯列期)の方は床矯正という矯正を選ぶことができます。

矯正歯科 ブラケット矯正 桜新町
↑ブラケット矯正のイメージ
桜新町 歯医者 プレート矯正
↑床矯正のイメージ

床矯正とは取り外し可能な器具で基本的には10時間を目安につけていただくものです。
夜寝ている間につけるものなので日中の学校に行っている間にはつける必要はありません。

床矯正の治療方針

水平的な位置関係について

治療の考え方としては”歯の生えやすい状況を作っておく”です。

歯の矯正 歯の動き方 桜新町

例えばこの状況だと大人の歯が生えてくるスペースが足りず、このままだと永久歯は生えるスペースが足りなくなることが予想できます。

桜新町 歯の拡大 歯科矯正

したがって永久歯が生えやすいようにあらかじめ顎を広げる装置を入れておきます。
スペースがあれば基本的に歯は真っ直ぐ生えてくるのでこの状況を歯が生えてくる前に作っておいてあげることによってまっすぐに生えてきやすいです。
子供の顎が成長している段階ではこの床矯正という選択肢を選ぶことができます。
子供のうちに治しておく必要があるものとして水平的な位置関係(ガタガタ、叢生)は気になることが多いですが、
垂直的な位置関係(噛み合わせが深い、浅い)も診る必要があります。

垂直的な位置関係について

子供のうちに顎は成長します。顎は基本的に前下方に成長しますが歯によって適切な位置で成長を止められます。

歯医者 桜新町 あごの成長過程

 

この位置が低いと早いうちに顎の成長が抑制され、この位置が反対になると顎の成長が適切な位置で止まらなくなり、顎が過成長します。

桜新町 歯医者 下顎の成長

 

歯医者 桜新町 あごの発育異常

顎の成長段階で、
低い噛み合わせは噛み合わせをあげると顎の成長を適切な位置まで成長を促し、
逆に反対交互の場合は早めに反対交互を改善しておくと顎の過成長を抑制することができます。
したがって垂直的な位置関係も子供のうちに治しておいてあげる必要があります。

不正咬合にはこの他にも様々な原因があります。
当院では総合的に診断をし、プレートによる矯正、筋機能療法、機能的矯正装置など症例に応じて適切な治療を行います。

まずはお気軽にご相談ください。

 

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